スポーツウエアや衣類が汗などの臭いが落ちなくて困っている方や部屋干しの嫌な臭いで悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
きちんと洗濯しているのにスポーツウエアからイヤな臭いがする…
洗濯しても、靴下の臭いがとれない!
洗濯物の臭いの悩みを解決してくれるのは「重曹」です!
この記事では重曹とは何か、洗濯に重曹を使うことで得られる5つのメリットと重曹を洗濯物に使う手順を紹介していきます。
ただ、重曹を間違った使い方をしてしまうと、汚れが落ちなかったり、洗濯機の故障につながることもあるので重曹を洗濯物に使う手順を参考に洗濯してくださいね♪
重曹とは?
重曹とは、「重炭酸曹達(ソーダ)」の略語です。
化学名は「炭酸水素ナトリウム」と呼ばれるアルカリ性の物質のことです。
炭酸水素ナトリウム原料は食塩水と二酸化炭素なので、人体に無害な物質として食用の添加物や医薬品にも使われています。
お菓子作りに使うベーキングパウダーの主成分としても知られています。
スーパーや薬局で販売されている重曹には食品添加物として売られている「食用」と、掃除などに使われる「掃除用(工業用)」があります。
「掃除用(工業用)」の重曹は食用のものより純度が低く、安く購入できますが、食用として使うのは避けてください。
食用と掃除用には、以下のような用途の違いがあります。
「食用」の重曹とは?
食品の製造を許可された施設で製造された重曹が食品添加物として使用する「食用の重曹」です。
さらさらとキメ細かい仕上がりで、純度が98~99%で衛生面も配慮されています。
掃除用としても使用できますので、重曹をいろんなことに使用したい場合は食用の重曹を1つ購入して使い回しするのがオススメです。
食品添加物の重曹は、お菓子売り場や調味料売り場などに売られ、以下のような用途などで使われています。
- ふくらし粉代わり
- 肉を柔らかくする
- 山菜などのアク抜き
食用の重曹には、パッケージに必ず「食品添加物」と書かれています。
「掃除用」の重曹とは?
掃除用の重曹は食品や薬品製造施設以外で製造された重曹です。食用と比べキメが荒く、よく汚れが取れるように他の添加物が入っていることもあります。
純度は95~98%で食用としては製造されていないので、口に入れることはできません。
掃除用の重曹は、薬局やドラッグストアや100円ショップの日用品・洗剤売り場で売られています。
「掃除用」の重曹を「食用」として使うことはできません。
「食用」の重曹を「洗濯」や「掃除」に使うことはできます。
重曹は、食用と掃除用で純度の違いから食用の重曹の方が価格が高めとなっていますので、使い分けるのがおすすめです。
小さなお子さまやペットを飼っているご家庭では、安全のために「食用の重曹」を洗濯用や掃除用としても使用すれば、万が一舐めても無害なので安心です。
重曹を洗濯用として使う5つのメリット
- 消臭効果が得られる
- 酸性の汚れを落とせる
- 体にも環境にも服にも優しい
- 柔軟剤の代わりになる
- 洗濯機もきれいになる
メリット①消臭効果が得られる
重曹には汗や皮脂汚れが原因の嫌な臭いをなくす消臭効果があるため、臭いを抑えられます。
部屋干しした時の部屋干し臭や生乾き時の雑菌も繁殖しなくなります。
メリット②酸性の汚れを落とせる
重曹は弱アルカリ性で酸性と中和するため、酸性の汚れを落とすことができます。
酸性の汚れとは、油汚れ・手あか・皮脂です。
重曹には漂白効果も期待でき、襟などの黄ばみをなくせます。
メリット③体にも環境にも服にも優しい
重曹は人体に無害なので肌が弱い人にも環境にも優しく、服などの生地も痛みにくいので洗濯に使用しやすいです。
メリット④柔軟剤の代わりになる
重曹は柔軟剤としても使え、ふっくらと仕上がります。
メリット⑤洗濯機もきれいになる
普通の洗剤や柔軟剤を使っていると洗濯槽に溶け残りカビの原因になってしまいますが、重曹は菌の繁殖を防ぐ事ができるので、重曹を使えば衣類も洗濯機もきれいになります。
【重曹を使用時の注意点】
重曹は、高温な場所や湿気のあるところで保管しておくと固まったりすることがあるので、密閉できる容器や袋に入れて直射日光が当たらず湿気の少ないところで保管しましょう。
重曹を洗濯物に使う手順
- 40℃前後のぬるま湯を使う
- 重曹をしっかり溶かしてから洗濯物を入れる
1.消臭剤として使う!
スポーツウエアや加齢臭にもオススメ!
気になるスポーツウエアの汗や衣類の臭いを重曹のつけ置きで消すことができます!
※重曹は水に溶けにくいという性質を持っているので、よくかき混ぜて溶かしてください。
※お湯が熱すぎると洋服の生地を傷めてしまうので、必ず40℃前後のぬるま湯を使いましょう。
これだけです!簡単な方法で、汗などの臭いが染みこんだ衣類の臭いが消えます!
1回で消えない頑固な臭いの場合は、再度、重曹でつけ置きをしてくださいね。
我が家も臭いが蓄積された衣類は1回では落ちなかったのですが、再度つけ置きをして、つけ置き時間をながめにしたら臭いが消えました!
2.洗濯用洗剤と組み合わせて使う
洗濯用洗剤だけで洗濯するよりも洗浄力が上がり、汗や皮脂汚れをキレイに落とす効果が期待できます。
※先に洗濯物を入れてしまうと重曹が溶けきらず衣類についてしまいます。必ず重曹が溶けているのを確認してから洗濯物を入れましょう。
3.柔軟剤の代わりとして使う
洗濯に重曹を使うと、衣類をふんわり仕上げる効果や静電気を抑える効果消臭効果があるので衣類の仕上げに良いです。
4.汚れの一部分を落とすときに使う
重曹は襟汚れや油染みの一部分など軽い汚れにも使えます。
まとめ
衣類の臭いをとる手順は
①洗面器に40℃前後のぬるま湯と重曹大さじ1杯を入れてよく混ぜる
②臭いをとりたい衣類を洗面器に入れて、30分~1時間ほどつけ置きする
③洗面器から衣類を取り出し、普段通りにそのまま洗濯機または手洗いで洗濯する
この3つの手順で衣類に染み付いた臭いがとれます。
臭いがとれない場合は、再度つけ置きし、つけ置き時間を様子を見ながら延長してくださいね。
汗の臭いと脇の臭い、足の臭いが染みついてた衣類を何度洗っても臭いが取れなくて困っていたときに「重曹」に出会いました。
重曹のおかげで今まで悩んでいた洗濯物の臭いから解放され、我が家で「重曹」は必需品となっています!
私のように洗っても洗っても洗濯物の臭いが取れないと悩まれている方は一度重曹のつけ置きを試してみてくださいね。